写真は、公園でマイカーで乗り回す長男
まずは、簿記3級をとることから
B型事業所スタッフが、今後のキャリアアップとして、事務職を考えていると相談がありました。
すぐに回答できず、色々考えてこの回答になりました。(まだ伝えてませんが)
「簿記3級をとる。」
これは、簿記3級があれば事務職ができるという意味ではありません。
簿記3級レベルの数理処理能力があることを示して欲しいという意味です。
取得することで、自分にその能力が備わっていることを周りや上司に伝わることが、大事です。
そして、もう一つの意味が、社会人になって勉強することができることを、伝えて欲しいためです。
事務職であれば、パソコンをしてれば良いというものではありません。
困ったことがあれば、自分で調べて自分で答えを出す。そのような自力の実力が必要となります。
資格の勉強にはこれらを備え、伸ばすきっかけになります。
言われたことをこなすだけであれば、中小企業の事務職は務まりません。
人事・労務・経理をひとりで行う人がほとんどです。
自分で考えて、自分で解決できる力が必要となります。
ぜひ、簿記3級で最低限の力があることを示してもらいたいです。
クラウドアプリの活用が一つの試金石
簿記3級以外に大切なこと、と言われると、ExcelとWordを基礎レベルまで使えていることっが必須だと感じました。Excelであれば、テーブルをつかった集計作業、Wordであれば、見出し機能をつかった議事録作成です。
でも今ひとつパッとしませんでした。
なんかそれって普通過ぎる・・・
その時、自分はどんな時に成長したか、成長しているかを実感したか、ということを振り返りました。
その一つが、クラウドアプリを活用していることです。
例えば、Evernote。メモや大切なことをアプリに入れておくことで、便利な検索機能ですぐにつかえる優れもの。2014年1月1日から活用しています。
その当時、自分の周りに使用している人はいませんでした。
それらを皮切りに、自分がつかいやすいアプリを試して、定番化していくようになりました。
そして、便利アプリの情報収集と活用は常に行っています。
終わりなき、勉強です。
ちなみに最近は、Asanaというタスク管理アプリを勉強中です。
クラウドアプリを集めるのが目的ではなく、自身の仕事に活かすための手段です。自身の仕事は、早く正確に行うことが、事務職に求められることです。
「どんなアプリを入れようか?」と考えるのではなく、
「もっと早く仕事をできるようになるために、どんなアプリが役立つか」と考えられるようになると、それ以外のことでもドンドン学びが加速します。
そのような、姿勢と具体的な行動ができることが、事務職として活躍できる要素ではないでしょうか。
まとめ
上記のことを、スタッフに面と向かってよう言えません。
聞かれれば答えたいものの、自分から呼び出して教えるものでもないような気がしています。
きっと、本人が迷ったり求めた時に教えるのがベストタイミングかと思います。
次回、聞かれたらこのように答えたいと思います。
現実的に、このような質問をされて、悩んだことのある経理部の先輩は多いのではないでしょうか。
自分がそれに直面したので、備忘記録とともに、同じ経理仲間の代弁をしてみました。
事務職、経理になるために、どのようなことが必要と思いますか?