利用者さんからの挑戦状。その投げかけに、鈍感に対応する。

就労継続支援B型事業所

写真は、うみたまごで撮った大好きななまけものの案内文

37.8度の利用者さんは速攻帰宅させる?

利用者さんのAさんの熱が14時頃、37.8度になりました。
それを測っていたスタッフは、「送迎して帰宅させます!」と会議中の僕に言いにきました。

「?!」と思った僕は、Aさんのところに行きました。
Aさんはやんちゃ坊主のような方で、Aさんというよりかは、A君と呼んでしまうほど親しみやすい方です。

A君は僕の顔を見るなり半笑い。
「よし、もっかい測ろうか」と僕が相談室に連れていきました。

違和感のあるジャンバーを着ていたので脱がせて、再度熱を測りました。
結果は、36.8度。

「熱ないよね。仕事に戻ろっか(ニコッ)」って笑うと、A君は照れ笑い。
感のいい方は分かると思いますが、男の子特有のやつです。

体温計を操作することを知っているA君

昔は水銀灯の体温計であれば、ライターをつかって上げる人もいると聞いたことがあります。(ろくでなしBLUESより)
でも、それは上がり過ぎてしまう危険があるため使えないもの。

A君は常習犯(あえて極端な言い方します)でした。
厚着して、息を止めて電子体温計で測ると熱が上がる方法を採用していたようです。
帰りの車で白状しました。

女子スタッフ3人に囲まれて心配されていたのも束の間。
僕に暴かれてから元気に仕事に戻りました。

まとめ

これは危険なので再現性はなく、真似して欲しくないことです。
熱のあげかたではなく、僕のスタッフとしての対応のことです。

A君とはご家族とも話し合うことがあり、やんちゃ坊主なことを聞かされていたので、遊び半分で暴いただけです。コロナやインフルエンザが流行っている時期ですので、とても危険です。
本当に熱があれば、感染リスクがあるからです。

きちんと勝算があって、鈍感なフリをして僕は対応をしました。
なんとなくですが、A君もサボりたかったのと、遊んでもらいたかったのだと思います。

だいたいこういう出来事があると、男の子の距離感は縮まるものです。
明日、会えた時にどんな距離感になるか楽しみです。

今後も利用者さんとの距離感は、楽しみながら縮めていきたいと思いました。

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