写真は、宮崎空港にて、温水さんと遊ぶ長男
給与の支払い、取引先への支払いが止まる
ある企業さんの経理担当者が急に辞めることになりました。経営者との喧嘩なのか、自己都合なのか理由はよくわからなかったのですが、引き継ぎもせずお辞めになったそうです。
他にも年配の経理担当者の場合、入院などにより急に休職になるケースもあります。
その場合に一番困るのは、「給与はきちんと払われるのか?」ということでしょう。
スタッフにとっての一番の心配事はお給与の支払いです。給与が支払われないと、引き落としや家賃・生活費がなくなっていしまいます。
その次に、取引先への支払いが滞ることも考えられます。僕も経理を引き継いで重要視して取り組んだのは、未払金の対処でした。厳しい取引先であれば、催促の連絡をくれているのですが、意外と待っていてくれる取引先もあるものです。
でも、それに甘えることなく、遅れている場合は連絡をした旨を伝えて、至急お支払いすることが大切です。
引継書を今から作成しておく
僕自身いまおこなっていることですが、引継書を早めに作っておくことです。では、いつ作っておくことが良いかと言うと、今からです。「辞める予定はないのに、今から?」と思われるかもしれませんが、辞める直前に作成した引継書というのは、漏れが多いのが現状です。
今この時から、大まかに作成し、日々更新していくというのがベストだと思います。
「あっ、これも大事だな」「ちょっとしたことだけど記録しておこう」など、ふとした時に、記録できる状態が後々大事になってきます。
Evernoteをつかって、日々引継書の追加編集をお勧めします。
まとめ
経理に限らず、スタッフが突然辞めることはよくあることです。
中小企業にとっては、ひとりの退職が大きな影響を与えてしまいます。しかし、その度に会社がバタバタしていたら大変です。
できる限り、人に合わせた仕事ではなく、仕組みで対応できる業務体制になっていれば、人の出入りに左右されません。仕組みがあれば、それに準ずれば他のスタッフでも対応ができます。
でも、現実はそう中々難しいものです。
経理が辞めたら、社長がやる、税理士事務所のスタッフや外部に臨時で頼む、募集する、ことになると思います。
できるかぎり、そうならないよう努めたいところですが、不測の事態にも対応できるよう、日々の取り組みは大事ですね。