最初は小さな苗も、時間をかけて根を張り大きな木になりました。時間をかけて成長することの大切さを教わったので記録します。
生活習慣予防が高じて趣味になり、習慣となる
マラソンを毎日する利用者さんの鈴木さん(仮名)は、精神障がいを抱えて当社での利用を開始しました。ご家族がマラソンをしていたこともあり、少しでも病気を改善しようと思い走っている内に、気づけば1ヶ月で280kmも走るようになりました。
何でもがんばり屋さんの鈴木さんは、開始直後から一気に走ったりして、習慣にはならなかったそうです。しかし、少しずつ毎日走るようになり、距離も伸ばすようになりました。
例外をつくらない習慣が大事
「今日も走りましたよ」と朝は走った感想から僕らの会話は始まります。僕が気になったのは雨の日。さすがに走らないだろうと思って聞いてみると、
「いつもどおり走りましたよ」との回答が。カッパもきらず、いつもどおりの服装で、いつもどおりに走ったそうです。
「なんで雨なのに走るの?」と聞くと、
「例外をつくらないほうが楽なんで。でも中止にしようかなーとは一瞬思いますけどねw」とアッサリ話してくれました。
身の回りには言い訳にしようと思えばいくらでもあります。
私の好きな言葉です。
人生は例外が許されそうな特別な状況が果てしなく続くものだからこそ、
例外に打ち勝つことで自分の自信につながる。
成果として、週3半日から週5フルへ
鈴木さんは、今年の7月まで週3来所しても、半日で帰宅していました。
しかし、少しずつ来所日を増やし、フルの日を増やすことにトライしました。
焦る気持ちを僕も抑えながら。何度も「そろそろ、週5フルでよくないですか?」とお互いが提案しながらも、「焦らず年内週5フルを目指そう」と取り組みました。
8月と9月に週5半日、10月から週2フル・週3半日を経て、11月から週5フルに変更します。
また、そのプロセス中に送迎を利用していたのですが、自分の車で来所するようにもなりました。
就職するための3条件に、
1 自力で通所すること
2 週5通所すること
3 周りとコミュニケーションをとれること
があります。この4ヶ月間で段階を経て、着実に3条件をクリアしてきました。
次の目標は、これを維持することです。
就職を支援するためにも、この目標に向けて伴走していきます。
経理担当者としての利用者さんの来所日が増えたことを実感するのが、工賃計算をしているときです。
工賃は来所日・作業時間に比例するので、そこから利用者さんのB型事業所利用時間もつかめます。工賃が増えることから、利用者さんの取り組みを感じ取れます。
まとめ
マラソンとB型事業所は似ているところがあると気づかされました。
もしかして、スポーツと仕事にも共通点があるのかもしれません。
人間の成長は今日明日にいきなり変化が訪れるのではなく、
少しずつの積み重ねに意味があり、気づいたら結果が出ている状態なのかもしれません。
1日5分のマラソンを続けて5日目です。3日坊主じゃないだけ凄いなと思っています。
1日20分のマラソンを週6日できるようになり、その後は10kmマラソンにでることを目指します。
焦らないためにも、来年の今頃を目標にしておきます。
粛々と続けていることはなんですか?
■長男&長女日記(2歳6ヶ月&0歳8ヶ月)
長男は、冷蔵庫が大好きです。僕のオロナミンCを見つけて飲もうとしていたので、止めました。味を覚えたら大変なことになりそうです。
長女は、「お風呂に入ろう!」と声掛けすると、ベロを出して満面の笑みです。言葉が伝わっているのでしょうか。ひとりでいると、何かをしゃべっていますが、まだ日本語ではなくナメック語のようにも聞こえます。
■1日1%の成長
・3ヶ月前から据え置きの業務をやっと行う
・使わなくなった机の整理をする
・走れメロスの漫画を読む
・或阿呆の一生を漫画で読む(芥川龍之介の作品をはじめて読む)