B型事業所の関係するハラスメント問題について考える。

就労継続支援B型事業所

ハラスメントと聞くと対岸の火事のような気がしませんか。
私自身が、弁護士に指導されるまで、そのように思っていたので記事にします。

スタッフと利用者にありえるハラスメント

言葉のハラスメントです。
「〇〇ちゃん。」親しみを込めた呼び名に感じますが、実は、敬意を欠いた見下した言い回しが内在しています。
「〇〇」と呼び捨てにすることも同様に、相手への敬意や配慮に欠けています。

「もの覚えが悪いなー」
「何度言ったらわかるんだ」

これがハラスメントになるわけではないのですが、こういう発言をしてしまう雰囲気や、風土がハラスメントを起こすきっかけになると教えてもらいました。

利用者からスタッフへのハラスメント

これは男性の利用者から女性のスタッフへありがちです。
「〇〇ちゃん、ちょっと来て」と呼び出す男性利用者。
言い方だけ聞くと、「飲み屋か!」とツッコミ入れたくなるように聞こえてしまいます。

また、「ねーねー」と女性スタッフの肩に自然に触ってくる男性利用者さん。
これは、当事業所にもあったハラスメントです。

ここでのポイントは、女性スタッフの中でも、「社員」ではなく「パート」さんへ行うというもの。
これは、典型的なハラスメントに内在している原理ですが、
立場の弱い人へ起きやすいのです。

男性と女性では、体格差などから違いがありますし、あってはいけないのですが日本の職場では、男性優位な雰囲気がまだあります。
現に、当社の役員会には男性4名で女性0名なことに、そのような事実があります。

そのため、被害を受ける件数も女性が圧倒的に多くなってしまいます。
また、その中でも社員とパートさんだと、パートさんの方が男性利用者に触られる報告が多いのも事実です。

弁護士先生曰く、
「相手への敬意が足りない加害者は、反論しない社会的弱者を嗅ぎ分ける嗅覚を持っている」とのことでした。1度やる人は2度やるともおっしゃっていました。

上司から部下に対するハラスメント

これは一般的なハラスメントではないでしょうか。

怒鳴ったり、相手への精神的苦痛を与える、立場を利用した陰湿な指導をするハラスメント。
身体に触れたりするハラスメント。
仕事を与えないハラスメント。

相当な数があります。

正直、ほんの少しのいい間違えでハラスメントになってしまい、
何もできなくなる、と内心私は思いました。

でも、このようなハラスメント対策がしっかりしていないと、女性は安心して働けません。
いつ、被害を受けるか分からない状況であれば、仕事に悪影響を与えます。

スタッフが不安を抱えていれば、顔や雰囲気に必ず現れ、利用者さんには空気感染のようにジワジワ伝わります。

まとめ

このようなハラスメントは、自分の身近を取り巻いています。対策をすぐにしても、守られなければ意味がありません。

昨年から顧問弁護士と提携し、ハラスメント研修や指導をいただいております。
それでも、ちょこちょこ問題はでてきます。

今一度、会社のハラスメント対策に漏れがないか、どうやったらきちんとした仕組みとスタッフの意識を高く保つことができるかを課題に、顧問弁護士の力を借りて仕組み化していきます。

しっかりとしたハラスメント対策を行って、スタッフと利用者さんの安心と安全を確保します。

どのようなハラスメント対策していますか?

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