写真は、下世話な質問の回答のスクショ
ChatGPTって何だ?
AIが自分の質問を無料で回答してくれるものです。
S&P500をいつ買うのがベストですか?と聞いたら、
>S&P500について買うのがベストなタイミングを確定的に答けることはできません。株式市場は不確定要素が多く、将来の投資パフォーマンスを予測することは困難です。
と真面目な回答が返ってきました。
その次に、
「経理担当者に必要な資質はなんですか?」と質問したら、このようにAIが回答しました。
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経理担当者に必要な資質は、次のようなものがあります。
- 財務分析能力: 経理担当者は、企業の財政状況を分析し、予算管理やコスト削減策を提案する必要があります。
- 経理知識: 経理担当者は、財務諸表の作成や税務申告などを行うために、経理に関連する法律や規則に精通している必要があります。
- コミュニケーション能力: 経理担当者は、上司や部下、顧客や関係者とのコミュニケーションを行うことが多いため、優れたコミュニケーション能力が求められます。
- 数学的な知識: 経理担当者は、数字を分析し、財務に関連する計算を行うことが多いため、数学的な知識が必要です。
- 組織力: 経理担当者は、複数のタスクを同時にこなし、時間を効率よく使用することが求められます。
- 誠実性: 経理担当者は、重要な財務情報を保証する責任があるため、誠実さが求められます。
これらの資質を持っていることで、経理担当者は効率的かつ正確な財務管理ができ、ビジネスに対する貢献をすることができます。
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AIが正しいのか自分が正しいのか?
実は自分がいま書いている電子書籍の内容が上記のものでした。どちらかというと、数理能力よりも、誠実さやコミュニケーション能力の必要性を主に書いています。
ChatGPTの回答とほぼ似ている時に、素直に喜んでいいのか、自分が間違っていないと捉えれば良いのか、それとも、「AIやるじゃん!」なんて上から目線で言って良いものか悩むものです。
これは、正しさでいうならもちろんAIと自分なんかは比べ物になりません。
AIはビッグデータからの蓄積されたものを整理しているため、論理的な正しさが含まれています。模範解答と言っても良いかもしれません。
それでは、人間・自分が書いたものはどのような位置にあるのでしょうか。
決して、ChatGPTと競争して優れているものを書くことではありません。
ましてや、それと正反対のことを書くことではありません。
これは今後の課題にしながらも、現時点での自分の回答は、
「自分の経験から得た事例を交えての、経験則を書く」ということです。
例えば、電子書籍には、「振込期日に間に合わない人は、約束の時間にも遅刻する」ということを書いています。これは、上記のChatGPTには記載されていません。ただの、自分が今まであってきたビジネスパーソンの特徴から学んだ経験則です。
このようなことって、何かを覚える時のフックになりますし、生きた事例だからこそ、人の心に伝わるものだと思っています。
AIからは模範解答を、人間からはストーリーを得られるのではないでしょうか。
まとめ
このChatGPTをつかうのは非常に面白いと思いました。
回答を真に受ける必要はないのですが、模範解答であったり、世間の今この瞬間の解を得られます。
それを踏まえて判断することが増えるような気もしています。
きっとこれからは、ChatGPTを作る人・使う人に分かれ、かつ、使う人には、使われる人と使いこなす人にも分かれるのではないでしょうか。
自分は使いこなす人になりたいです。
そのために行うべきことは、今の自分のいる分野で独特の世界観をきずくことです。
経理担当者に関することは、10年経験してきて基礎ができたところです。
これらの経験則から、一般的なことに落とし込むことで、もっと多くの人に経理の楽しさややりがい、をお伝えできると思っています。