写真は、長男と海に行ったときのもの。自分で何かを描こうとしています
週にもう1日の来所を促して2ヶ月
週1度の来所の利用者Aさん。その時間の作業は1時間だけでした。
周りに人がいることに気が散ってしまい、長居することが精神的負担です。
決して焦らせることなく、Aさんのペースで来所してもらうよう、気を使いながら見守っていました。しかし、僕はAさんが本当に週に1度しか来所できないか疑問だったので聞いてみました。
直球で話をするさすがの自分もタイミングを見計らい、まずは世間話から。
お話を伺うとAさんは工賃を通院費用にしていました。そのため、週1日来所する時間が増えるだけでも、自由に使えるお金が増えます。そのことをきっかけに
「もう1日来所する日を増やしてみませんか?」
とお声掛けしたところ、即答「増やします」と返事がありました。
嬉しかったのも束の間。そう簡単に週1日増やすことはできませんでした。来所日になると気持ちが高ぶるか不安になるかで、キャンセルの連絡が入ります。でも本人はいつも前向きなコメントをくれるので、焦らず待つことで、3回に1回は来所を増やすことができるようになってきました。
結果的に2ヶ月近くが経ち、週2回の来所が月2回、週1回の来所が月2回となりました。
「作業時間を増やしたい」
そのようなAさんから今日嬉しい連絡がありました。作業時間を後1時間増やせないかトライしたいとのことでした。ご本人が一番体調に不安があるのですが、現状を一歩でも進ませたい想いを強く感じました。
以前は、親元を離れることが自立する一歩になるとお医者さんからも言われて、一人暮らしを考えたいとの要望も聞いたことがあります。
親元を離れればお金は必要となりますし、自立した生活のためには、仕事をすることが必要不可欠となります。そのようなことからか、「もう1時間増やしたいのですが、まだ不安もあり・・・でもやってみたいです」とのコメントから、成長しているAさんを感じました。それと同時に、スタッフ間にやりがいが走りました。
まとめ
Aさんは在宅勤務が主流の方でした。しかし、めだかハウスは来所してもらうことに重点を置くことにしたので、来所が増えかつ作業時間が増えることは、とても嬉しいことです。在宅では支援が薄くなりますが、来所すればしっかり目が行き届き、相手の状態に合わせたお声掛けができます。
家から出られない利用者さんにとっては、来所は大きな壁となります。しかし、その壁と向き合うことで、ご自身が望んでいる日常がそこにはあります。めだかハウスでは、送迎サポートや来所支援に力を入れることで、来所してくれた利用者さんの次のステップアップをしていきたいと強く考えて日々行動しています。
今日Aさんが作業時間を増やしたいとのコメントに対して、スタッフは何ができるのでしょうか?「楽しい」と言ってもらえるような事業所を再度見直して、成すべきことを成していきたいと思います。
利用者さんの滞在時間を増やすために、どのような工夫をしていますか?
■長男&長女日記(2歳6ヶ月&0歳9ヶ月)
長男は、プラレールの部品が1つなくなったことに、不思議なようです。残念ながらランとアズキ(双子のチワワ)のオモチャになっちゃいました。
長女は、久々にお尻の被れが落ち着いているようで、終始ご機嫌さんでした。やっぱり子供の笑顔を見れるのは嬉しいものです。
■1日1%の成長
文体を意識して読書と書くことを考える