ひとりの行動が、周りに影響を与える好事例。

就労継続支援B型事業所

写真は、朝自主練を黙々とするB型事業所の宮田さん。

担当じゃないのに練習する

宮田さんは、めだか水槽管理をメインにお仕事をしています。
それ以外にもパソコンを使った資料作成や、食品加工などマルチな仕事をします。
今月に入り、Amazonとモモタロウで買ったというガラス清掃道具をつかって、窓ガラス清掃を始めました。
今朝もひとりで黙々と練習していました。

10月11月に清掃会社への実地訓練として3名が研修を行っているのですが、宮田さんはその研修生ではありません。
日常的にも清掃仕事をすることはないのですが、清掃に興味があるとのことで、自分で道具を買って、自分で練習をしていました。

「興味がある」と朝話した時は言っていたのですが、興味があるからって、そんな自主練をする人初めて会いました。素敵なことです。

周りもつられて一緒に練習する

お昼休みには、周りもつられて一緒に練習していました。


「ちゃんと休憩はしてよー」なんて僕は言いましたが、それでも自由時間の使い方は強制できません。

ひとりが練習することで、周りにも良い影響を与えるのですね。
清掃研修生だけではなく、半分以上は研修生でもなく、日常仕事でもないメンバーです。

ひとりだと腰は動かなくても、仲間がいると動くこともあります。
このような時に、仲間の存在って素晴らしいと実感します。

スタッフは指示や命令していないことがポイント

今回のことは、スタッフが半強制的に指示を出してやらせたなんてことはありません。
自分で考えて自分で行動したことです。

清掃の一貫で、
「休み時間に練習してください」
「家で自主練してください」

なんて指示や命令をすればこんなに感動しません。

仕事時間に練習を出来ない分、空き時間を利用して、自分のスキルアップを図るというのは、社会人の鏡ではないでしょうか?

普段は事業所の仲間だけに、こんなに褒めることはないのですが、同じ社会人としてスキマ時間を利用したスキルアップには脱帽しました。

人に言われたことはその場限りですが、自分で考えて積極的に動くことには、大きな意味があります。

まとめ

B型事業所の一つの課題に、
「自分で考えて自分で行動する」ことの難しさがあります。

それは、経営者がスタッフに求めることと同じです。

どんな業界職種であろうと、「自分で考えて自分で行動する」というのは、積極的な社会人に求められる能力です。

今回のことは素晴らしいなと思う反面、やはり、「なんでそんなに積極的になれるのだろう?」という疑問が強くなりました。また、日を改めて、その原動力の根っこを探りたいと思います。
その根っこを知れたら、B型事業所の支援の在り方を考え直す良い機会になると思います。

どんな時に、自分で積極的に行動しますか?

■長男&長女日記(2歳6ヶ月&0歳9ヶ月)
長男は、20冊ある内の背表紙から好きな1冊を選べるようになりました。1人で絵本をパラパラすることもできるようになりました。
長女は、新しくサークルを作ってご機嫌に遊ぶのですが、放置しすぎると泣いてアピールしてきます。甘え上手です。

■1日1%の成長
傷病見舞金規程を作る
宮沢賢治の小説にチャレンジ

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