障がい者を無くそうとしても無くならない。その事実を受容して堂々と生きる

就労継続支援B型事業所

常務と「障がい者」在り方について話しました。写真は、常務が真剣に仕事をしているのを盗み撮りしました。殺し屋のような眼つきをしていたのでついカメラを向けちゃいました。

東京出張での学び

東京のセミナーに参加した時の学びをシェアしてもらいました。
「障がい者を無くそう」という障がい者雇用する会社さんのセミナー内容に対して、
「障がいを真正面から受容して、できることを行う」という障がい者雇用する別の会社の社長さんのお話を聞いたそうです。

当社は、後者の社長と一緒の考え方です。障がい者への偏見を無くすということは非常に大事だとも思うのですが、この世から偏見や差別は無くならないと思っています。非常に残念なことですが、それは受け入れがたい真実の一つでもあります。

無くならないものを無くす努力より、無いものを受容して、どのような工夫をするかを考えるのが、私達の考えるB型事業所です。

障がいを持って生まれてくる方もいらっしゃれば、事故や病気を機に障がいを抱える方もいらっしゃいます。どちらにせよ、B型事業所に通う利用者さんには、その事実をしっかり受容して、生きる姿に畏敬の念を持ちます。入社したいと思ったのは、その姿がカッコイイと思ったからです。

できるふりをする自分と、できないことをできないと言える利用者さん

私はできないことでも、できない、と言うことを恥だと思っていました。そのため、隠蔽工作にはかなりの力を入れてきました。しかし、メッキは剥がれるものです。
多少のことは誤魔化せても、できないことはできません。

それに対して利用者さんは、できないことによって、迷惑をかけた経験から、
ハッキリとNOという習慣を持っています。
もちろん、NOの中には好き嫌いで言う方もいらっしゃいます。それがいいのです。
すべてをひっくるめて、NOと言えることは素晴らしいこと、大切なことを利用者さんから教わっています。

できない作業をNOと言うことで、自分の得意分野に専念する。
嫌いな作業をNOと言うことで、精神的ストレスを回避して穏やかに生きる。

NO、と言うことはとても自然なことです。
無理に、Yes、と言ってがんばるより、勇気がいります。

障がいを受容することから始まる

NO、と言えるまで、悲しい経験や多くの体験をしてきたのだと思います。
その過程で、自分が障がいを持っていること、を何度も受容してきました。

隠すことなく、恥じることなく、自分の足りないことを受容する姿から、過去の哲学者の言葉を彷彿させます。
「賢者とは、自分の愚かさ(足りないこと)を知るものである。
 愚者とは、自分の愚かさ(足りないこと)を知らないものである。」

知ると知らないには大きな隔たりがあります。
知ること、受容することの大切さをしみじみと考えさせられます。

まとめ

精神的障がい者手帳の交付は、年々増加傾向にあります。
それだけ、精神を病む人が増えている証拠です。
きっと、自分のできないことを無理してがんばったり、できるふりをしてしまったり、人間付き合いで無理をしたことが原因にあると思います。

障がいを受容すること、足りないことを受容すること、って簡単そうにみえて、すぐにはできないものです。私も今一度、足りないことを振り返ってみます。

あっ、ちなみに今日、送迎時に失敗をしたところです。この原因は、もの忘れがあることを予防しなかったことです。
まだまだ、できないことに対しての理解が低いため、自覚の低さ・予防の低さにつながっています。
今後の課題として早急に対応します。

あなたにとって、足りないことは何ですか?

■長男&長女日記(2歳6ヶ月&0歳8ヶ月)
長男は、救急車のサイレンの音を「ピーポーピーポー」ではなく、「チーポーチーポー」と惜しい発音まできました。
長女は、お尻から臭うと思ったら、オナラだった、というのが2回ほどありました。お腹のマッサージをしてあげました。

■1日1%の成長
新しい弁当屋さんにオーダーした
自宅のLAN環境の不具合を研究した

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