写真は、実家の坂をゆるやかに直したもの
まさにヒヤリハットの法則
ふと図書館に寄ったときに目に入ったのが、「自由訳 老子」でした。
なんとなく見聞きした内容だったので、手に取りました。
印象に残ったのが、
「天下の大事は、必ず細よりおこる」でした。
大きなトラブルは、小さなトラブルから発展している、ということです。
これは、ヒヤリハットの法則と一緒です。
ヒヤリハットの法則とは、1の大事故の前に、29の小さなトラブルがあり、その小さなトラブルの前に300のヒヤっとする何かがあるということです。
早めの対処が一番楽
物事の対処にはエネルギーがいるものです。
B型事業所では、日々なんらかしらのトラブルや課題と思われるようなことが発生します。
ひとつひとつ丁寧に対応していると、「自分って小さい人間なのかなー」と思う瞬間があります。
「これくらい、見逃してもいいよなー」と何度も思いました。
何度も思いったのですが、例外を発生することの大変さを身にしみているので、やはり小さく対応をしていました。
振り返ってみると、過去の対処してきた経験のほとんどが、些末なことを放置して、大きなトラブルになったことがほとんどです。
例えば、スタッフの日々の言動を放置していたら、虐待に発生したこと。
直感では止めた方が良い投資を、議論するのを負担に感じて放置していたら、百万円単位の損失につながるなどです。
そして、今回の、老子の言葉や、ヒヤリハットの法則を考えると、早めの対処には理があることがわかります。
小さな手間ひまはめんどくさいことですが、それが発展した方がもっとめんどくさいことです。
小さなめんどくさいと、大きなめんどくだい、どっちがましでしょうか?
残念ながらめんどくだいことは無いにこしたことはないのですが、発生してしまうようです。
それならば、前者が良いことは言うまでもありません。
まとめ
ゴミの片付けもそうですよね。
普段から行っていれば、きれいな状態ですが、年に一度年末の大掃除にまとめてやろうとするから、大変なことになります。
改めて、日々の習慣の偉大さを実感するところです。
早め早めの対処を、めんどくさいながらも実行して習慣にしていきましょう。