グッバイ、2台持ち。MacでもWindows専用ソフト、電子請求受付ソフトを使う。

IT

福祉に関わる経理担当者にとって共通する大事なことは、請求業務。
その請求業務システムはWindows専用のため、パソコンは限定的にならざるをえません。

電子請求受付システムは、B型事業所からの請求を受け付けるシステム

B型事業所は国保連合会に、障がい福祉に関わるサービス費を請求します。その後に審査を得て、無事に通過すればお金の入金があります。

毎月10日が前月分の締日となります。
インターネットによる電子請求受付システムとなった今、10日が祝日であっても受付をしてくれるため、大変便利です。
しかしその分、期日を守らなくてはいけません。(止む得ない事情がある場合は、事前に相談に応じてくださいます。各都道府県の国保連合会にご相談ください)

パソコンの買い換えと同じ作業で、Macパラレルデスクトップでも使用できた

VAIOのパソコンで電子請求受付システムを利用していました。6年以上使用しているため、劣化がひどく不便を感じていました。Macで経理業務を行い、弥生会計ソフトはMacのパラレルデスクトップを利用して、Windowsも使用できるようにしていました。

電子請求受付システムも同じ用にWindows側で使用すれば良いのですが、電子署名などが面倒くさいと思っており、2ヶ月ほどズルズル先延ばしをしていました。
重い腰を上げて設定すると20分程度で、新しいパソコンでも電子署名をインストールし、電子請求することができました。

方法はいたってシンプルです。
インターネット「電子請求受付システム総合窓口」(請求した内容を確認できるサイト)にログインすると、上段タブに「ダウンロード」「証明書」がありますので、これらをクリックしていけば完了します。

しっかり事前に確認したい方は、FAQのキーワード検索に「別なパソコンへの移行手順」と入れると、PDFをダウンロードでき、手順を確認できます。

一箇所だけ失敗した

すべての設定を終えたあと、9月分の請求をしたのですが、
「署名が正しくない」というエラーがでました。FAQの通りにやったつもりなのにエラー表示。(あとで、自分が余計なことをやったことがわかりました)

署名のインストールを再度行ったら、無事にできました。
心当たりが一つあります。

基本的にデフォルト(初期値)をOKしていけば問題ないのですが、
「証明書のインポートウィザード」画面で、

◯現在のユーザー
◯ローカルコンピューター

のどちらかを選べます。1回目は、ローカルコンピューターにチェックを入れ直して進めました。
2回目は、現在のユーザーにチェックが入っていたので、そのままOKをしました。

これが原因かは定かではないのですが、やはりデフォルトのまま進めるほうが良さそうです。
請求業務中に、エラー表示がでるのは心臓によくありません。

まとめ

月初は、普段のMacと電子請求用のWindowsの2台を持ち歩いていました。
(在宅勤務中、持ち帰るのを忘れたため、往復2時間かけて会社に取りに帰ったことも1度だけではありません)
そんなストレスから開放されると思うと嬉しくてたまりません。
荷物を減らす、断捨離は、経理担当者にとって重要な要素です。
効率・スピードが断然にあがります。

パソコンの入れ替えによる、電子署名などの再設定は面倒くさいものです。
しかし、この面倒くさいを何回向き合ってきたかが、経理担当者にとっての経験値になります。

現在の会社の経理担当者は私で3人目ですが、私は引き継ぎを受けていません。
そのため、「電子署名書の有効期限切れ」などを自力で対処するために、国保連合会に電話したり、ネットで調べた経験がありました。結果、今回も大きなトラブルなく終えました。

実はこの面倒くさい、って裏を返すと「皆できればやりたくないこと」ですよね。
それって「経理」にも当てはまりませんか?
「数字が苦手で」「経理は任せたよ」「経理は得意な人にお願いする」

という言葉を聞くように、面倒くさいことの代名詞は経理。
しかし、経理をやっている人にとっては、慣れれば嫌いじゃない、むしろ面倒くさいが好き、という変わり者が多いいです。

からまった毛糸の玉をほぐしていくように、ほぐれた時の快感を覚えると病みつきになります。
今回は、Macでもパラレルデスクトップをつかえば、Windowsと全く同じように電子請求受付システムを利用できることを経験しました。
面倒くさい、って思えることもどんどんトライしていきます。

この1ヶ月でどのような面倒くさいことをトライして経験値にしましたか?

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